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2015年11月26日 (木)

『2001年宇宙の旅』ライブ・シネマ・コンサート

『2001年宇宙の旅』をシンフォニーの生演奏と同時に鑑賞しようという企画、『2001年宇宙の旅』ライブ・シネマ・コンサートに行って来た。場所は渋谷のオーチャードホール。ロバート・ジーグラー指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏に東京混声合唱団が加わるという豪華なイベントだ。

いくつか誤算があったと思う。シンフォニーの演奏家は楽譜を見ないと演奏が出来ない。だから譜面台の上に小さな明りが灯っている。交響楽団となると、それは結構な数になり、結果としてスクリーンにそれが反射し、画面が見づらくなった。
音楽が始るタイミング、そして終わるタイミングは、指揮者によって見事にコントロールされていたが、それでもフィルム編集とは違う。タイミングが微妙にずれる事もある。

しかし、そういった事は、この企画では織り込み済みの筈である。それを忘れさせるのは当然、生演奏の迫力。そして久しぶりに大画面で見るキューブリックの映像美である。

キューブリックの映像は構図とライティングが素晴らしい。そして映画がモーションピクチャーである事を思い出させてくれる。
カッティングのペースは今日の映画と違いゆっくりと、そして堂々としている。それは一枚の映像の持つ力に対する自信でもある。
不必要にカットバックしたり、編集で誤魔化すことなどは決してない。
それは映画を信じ、映像を信じ、音楽と対峙する事によって新しい芸術を生み出せると信じていた、芸術家としての映画監督の誇りに裏打ちされているのだ。

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