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2015年8月 6日 (木)

「マディソン郡の橋」

「マディソン郡の橋」のブルーレイを見る。

これは当時大ベストセラーとなった小説の映画化で、出版された時から誰がが映画にするとは思っていたが、まさかクリント・イーストウッドが監督主演をすとは思わなかった。そして相手役がメリル・ストリープとは、予想の斜め上を行く展開だった。

映画はしかし面白かった。原作よりも良かったと言ってもいい。
原作は正直ハーレクイン・ロマンスのような安手のメロドラマにも感じられ、なぜベストセラーなのか不思議だった。

映画の脚本家も同じだったらしく、「僕はまだ無名だったので、原作には興味がなかったけど、とにかく仕事だと思ってやった」とメイキング映像の中で正直に語っている。
ヒロインをオファーされたメリル・ストリープも「部分的に読んだけれど、やりたいとは思わなかった」と言っている。しかしクリント・イーストウッドから直接電話がかかってきて口説かれたそうだ。

最初の監督は別の人だったらしい。その監督は大幅に本を改変したがったので、プロデューサーと意見が合わずプロジェクトを降りたそうだ。イーストウッドは、「これは沢山の人に楽しまれた原作だから、なるべく変えない方がいい」と脚本家に語った。
こういう時のイーストウッドの判断は素晴らしい。

音声解説で、イーストウッドのスタッフ、カメラマンと編集マンが語っている。彼ら曰く、この役はもっともイーストウッド本人に近いそうだ。
「今まで彼は別人を演じていたが、この映画では自分自身を演じたと言ってもいい」

イーストウッドは奥が深い。

 

 

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