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2015年6月

2015年6月16日 (火)

ニンフォマニアック

ラース・フォン・トリアーの映画ってのは、なんか見てまうのだ。そんなに好きというわけではないのだが、何をやるか判らないという刺激がある。そういう意味ではキューブリックに近い。勿論スタイルはまるで違うが、次の作品が観たくなるという点では、現役トップかもしれない。

「ニンフォマニアック」も面白かった。DVD二枚に渡る長時間の作品だが飽きる事もなく観てしまった。シャルロット・ケンズブールが前作に引き続き出ている。この人、美人でもないし、特に演技派という訳でもないのだが、様々な監督に重用されている。何故だろう。両親譲りのアーティスティックな雰囲気のせいかな?

この作品では彼女の若い頃を演じる新人さんが印象的だ。かなり大胆なセックスシーンを演じている。といっても、かなりの部分吹き替えと特殊メイクと特撮を屈指しているらしい。まるで本人が本番をやっているように見えるのが凄い。特撮もこういう使い方があるという訳だ。

全体的に今までのラース・フォン・トリアー作品よりも明るく、笑える部分も多い。これから先、どう作風が変化していくのか……。

次の作品が楽しみである。

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2015年6月 5日 (金)

セッション

新宿コマの跡地に映画館が出来たので見に行った。

観た映画は「セッション」。アカデミー賞でも話題になった作品で、監督は新人。資金集めのために短編をつくってサンダンスで賞を取り、見事ファイナンスに成功し、長編にこぎ着けた。こういう話は素晴らしい。アメリカン・サクセスストーリーの芽はまだあるんんだなあと思う。

映画そのものは予告を見た時に、多分好きにはなれそうもないなと思った。あのカウントに合わせて頬を叩くのが嫌な感じなんだよね。

確かに力のこもった作品だ。テクニックもあるし、演出もしっかりしている。が、やはり、好きにはなれなかったし、予想した以上に退屈した。

前半は、「フルメタルジャケット」のジャズ版っていう感じ。全体的にはスコセッシの影響大。特に編集はかなり意識したと思う。突然車がぶつかるカットは、CMで似たようなのを何度も見た。ようするにいろんな格好いい作品の寄せ集めって感じなのだ。新人なんだからそれでいいという意見もあるが、個人的にはがっかり。だって最近のアメリカ映画の新人はこんなのばかりじゃないないか。

この人5年後には「スターウォーズ」か「バットマン」か「007」の続編でも撮っていそう。

つまるところ、映画学校を優秀な成績で卒業した生徒が撮った映画って感じなんだよね。しかし、それは奇しくもこの映画のテーマそのものと繋がっている。

何故、次のチャーリー・パーカーが現れないのか?
それは芸術を学校で教えるからじゃないのか?

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