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2012年7月12日 (木)

大西武志とビアガーデン

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先日、千葉で撮影が終わったところだという俳優の大西武志から電話があって、久しぶりに二人で飲んだ。場所は新宿のビアガーデン。一カ所目が満員で、二カ所目のこれは新宿ルミネの上。
天気もビアガーデン日和で、暑くもなく寒くもなく。料理は韓国風焼き肉というか、とにかく自分たちで焼いて食べるスタイル。結構、美味しかった。

大西くんとは私の監督デビュー作「キープ・オン・ロッキン」以来のつきあいだ。撮影したのが2001年だから、もう10年以上になる。岡田浩暉演じる主人公のロックスターが東京での音楽活動に行き詰まって田舎に帰る。そこで最初に再会する地元の漁師役を演じてくれたのが彼だ。
地元の友人役は殆どオーディションで決めた。大西くんとの出会いもそのオーディションが最初だった。
 

今でも覚えている光景がある。
オーディションでは参加者をいくつかのグループに分けて、主人公が田舎の友達と再会するシーンを演じてもらった。

殆どの参加者が初対面であるが、中には知り合いのマネージャーから前もって売り込まれていた役者もいる。当然、その人の演技は注目して見るようになる。そんな役者の一人に注目していた時、その彼の携帯が鞄の中で鳴り始めた。彼は慌てて携帯のスイッチを切った。いや、切ったつもりだった。引きつった顔で芝居を再開したが、数秒後、再び彼の携帯は鳴り始めた。

「おい、また鳴ってるぞ」とアドリブでセリフを言ったのが大西武志だった。

携帯の持ち主の芝居はグダグダになってしまい、彼はオーディションに落ちた。
教訓。オーディションの時は携帯を確実に切っておくように……。

 

ま、そんな訳で大西くんに漁師の役をやってもらう事になった。

実に自然であり、なおかつ印象的な演技で、この映画を見た業界の知人に「あれって本当の漁師さんを使ったの?」などと言われ、私も嬉しかった。

「いまだにあれが一番良かったって言われるんですよ」と本人も言っていたが、それは嬉しい反面、それじゃマズイだろうという気もする。勿論、本人も分かっている。
「もっといい役で、もっといい芝居が出来る筈だ」と私も思っているし、本人もそう思って頑張っている。


という事で大西武志はいい役者です。

 

皆さん、よろしく。

 

 

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